韓国語学習の方法

・シャドーイング

 シャドーイングとは、聞こえてきた音声をそのままオウム返しに言うことです。意味が分からなくても、とにかく聞こえてきた音の真似をして発音してついていってください。繰り返すうちに意味も分かってくるようになり、正しい発音をできるようになってきます。

 たったこれだけの作業なのですが、効果は絶大です。なぜなら、幼児の言語習得の過程そのものだからです。まずは音の真似。音やスピードに慣れ、次第について言える部分が多くなります。楽についていけるようになると、意味も分かるようになってきます。

 シャドーイングの第一の目的は、「聞こえてきた音の真似をする」ことです。最初は意味が分からなくてもとりあえず真似をして発音してみてください。そして音読をして意味を確認して、またシャドーイングをする。この繰り返しで、音の真似ができ、同時に意味も分かるようになっていきます。

 シャドーイングは子供の言語習得のプロセスとよく似ています。内語反復なのです。自分が聞いた音声を、そのまま繰り返すだけで、聞き取りの回路が強化され、次第に音と意味とが結びついていくのです。子供の言語習得がそうであるように、聞く量が必要になってきます。2、3度やったくらいでは効果が出ません。何度も繰り返し取んでください。

 おすすめの教材、前田真彦(まえだ ただひこ)さんが白水社から出版している、通訳メソッドできたえる中級韓国語 という本がおすすめです。CDがついていてシャドーイングの練習に使えます。その他にも、文章が少し長めで音声のついている本が手元にあれば、それで初めて見るのもいいと思います。少しずつでも、毎日練習するのがいいでしょう。私も次回のハングル検定1級合格を目指して毎日頑張っています。

タイトルとURLをコピーしました